なぜ勉強しなければならないのか?

現在、教員をされている人も悩みを抱いたことはありませんか?
生徒が「なぜ勉強しなければならないのか?」と疑問を抱いたり、学習に対して怠惰になったりすることがあります。
そんな状況にどう声を掛けるべきか。
また、生徒自身や保護者の皆さんも同じように感じることがあるかもしれません。
勉強の目的や意義が見えなくなると、やる気を失ったり、不安を抱いたりすることもありますよね。
そんな気持ちに寄り添いながら、今回の記事では「なぜ勉強するのか?」について、一緒に考えてみたいと思います。
「普通科」とは何か
上のような悩みを抱く生徒は特に学科のひとつである「普通科」に多い気がします。
そもそも「普通科」とは何か。
文部科学省によると、「普通教育を主とする学科」と定義されています。
「普通教育」とは、将来、国民として税金を納め、社会を支える一員としてどこかの企業に就職するための、最低限の知識と教養を身につける教育であると考えられる。
語弊を恐れずに言えば、特別な才能を持たない子どもたちが、日本における「普通」になるための学科であるとも言えます。
たとえば、すでに世界レベルで活躍するアスリートや芸術家のような突出した才能を持つ子どもたちは、専門的な教育を受ける場を選ぶことが多い。
一方、普通科はそうした特別な才能を持たない子どもたちが、社会に出るための基礎を学ぶ場である。
「なぜ勉強しなければならないのか」と疑問を抱く生徒は、まず自分が普通科という学科を選んだことを再認識する必要があります。
今の環境は自分の選択の結果である、と。
主要5教科の意義
日本社会における「普通」になるための知識として、主要5教科が存在します。
主要5教科が何かについては、ほとんどのみなさんがご存知のことと思います。
今回はこの5教科について新たなアプローチでの分類分けを考えてみました。
この主要5教科は、大きく3つのカテゴリーに分けることができます。
- 国語、数学(論理的考察や思考力を高め、他者の考えを汲み取り伝える教科)
- 英語(世界中の人たちとのコミュニケーション能力を高めるための教科)
- 理科、社会(過去を知り、その知識を用いて未来の課題を考える力を養う教科)
論理的考察や思考力を高め、他者の考えを汲み取り伝える教科
国語と数学は、特に重要な教科とされています。
国語では、多様な作品や考え方に触れることで、他者の思考や感性を理解し、自分自身の思考力や判断力を鍛えることができる。
読解力や表現力を磨くことで、コミュニケーション能力も向上する。
数学では、答えにたどり着くための論理的な思考力や、矛盾のない説明力、論理展開能力を養うことができる。
これらは、問題解決能力や物事を筋道立てて考える力につながる。
世界中の人たちとのコミュニケーション能力を高める教科
英語に関してはほとんどの人がすでに理解していると思います。
英語は、国際社会で生きていくために欠かせないコミュニケーションツール。
グローバル化が進む現代において、英語力は国際競争力を高める重要なスキルとなります。
過去を知り、その知識を用い未来の課題を考える力を養う教科
理科と社会は、どちらも「歴史」を学ぶ教科と捉えることができます。
社会には日本史や世界史といった歴史の授業があるため、過去を学ぶ教科ということはすでにみなさんも理解していると思います。
一方で、理科もまた過去の科学者たちが築き上げた科学的事実や法則を学ぶ教科です。
理科の法則や現象の説明は、過去の観察や実験に基づく「記録」。
そういった意味では科学的な「歴史」を学ぶ授業です。
私たちは、そうした先人たちの知識を活用し、過去の失敗を繰り返さず、より良い未来を築くための力を養っています。
新たなカテゴリー「情報」
近年、この主要教科に新たなテーマが加わりました。
それが「情報」です。
情報教育はこれからの社会において不可欠な情報リテラシーを身につけるための分野です。
まとめ
現在の普通教育は、主要6教科、4つの大きなテーマによって構成されている。
国語、数学、英語、理科、社会、そして情報。
この6教科を学ぶことで、社会における「普通」の基礎を確立することができる。
先生たちはこれらのことを意識することによって、日々の説得力が増すと思います。
生徒や保護者のみなさんは自分の選択に自信を持ち、学びの意義を見出せるようになろう。